復讐の毒鼓 あとがき
ここまで読んで下さった読者の皆様、当ブログに訪れて下さった皆様、本当にありがとうございます。個人的な趣味について独断と偏見のみで始めた当ブログですが、あれよあれよという間にとうとう終幕を迎えました。
これまで当ブログに小説として書いてきた『復讐の毒鼓』の原作漫画を見つけ、ハマったのがちょうど一年前。ハラハラドキドキ、熱い展開に続きがどうなるのか気になって、読むのに没頭していた事を今でも思い出します。最初は無料漫画アプリで読んでいたため、続きが気になり過ぎてネタバレサイトをひたすら読み漁りました。その過程でふと思ったことがありました。
「コレ、小説でもいけんじゃね?」
そう思い始めると、また検索。誰か書いてくれていないものかと。そう、元々は一読者としてこの作品に触れたいと思ったのが、当ブログの原点となりました。しかしいくら探せども、出てこない。誰も書いていない。読みたいのに…。そうこうしているうち、不意に邪な考えが私の頭をよぎりました。
「誰も書いてないなら、自分が書いちゃうか!一番乗りになれるし♪」
こうして、当ブログが立ち上がったのです。
文章力には、僅かながら自信がある。しかし、今までの私の人生において、これ程の長文を書いた経験がありませんでした。まぁ、でも書き始めてしまえばどうにかなるだろうという甘〜い考えのもとに、謎の自身を振りかざして書き始めたものの、思っていたより遥かに難しい…。このシーンはどういう言葉にしよう、この表情は何を語っているのか、絵を文章に変換するとは、かくも難しいことなのか。当ブログを始めて間も無く、私は稚拙な文章力と乏しい語彙力に打ちひしがれました。
「いっそ辞めてしまうか…。」
何度そう思ったことか。身の回りの人達にこんな事を始めると、あれほど触れ回っておきながら。引くに引けない状況を作っておきながら。触れ回ったのは、挫折を予防するため。それでも何度も挫折しかけました。
そんな中、私のブログ更新意欲を奮い立たせてくれたのは、やはり読者の皆様の反応でした。
「あ…今日こんなにアクセス伸びてる…。」
これだけの事でもどれ程力が湧いたことか。文章力や語彙力の無さに開き直って(あるいは無視して?)最終話まで書き切れたのは、ひとえに読んで下さる方がいる、という想いのみでした。少し大袈裟な表現になるかも知れませんが、人の想いというものの力をこれ程感じたのは、私の人生で初めてのことでした。改めて、読者の皆様、当ブログを訪問して下さった皆様への感謝をもって、結びの言葉とさせていただきたいと思います。皆様、本当にありがとうございました。
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