「あんた通帳どこやった?」 不穏な空気に慌てて帰宅の途につく江上に、木下が声を掛ける。間に合わなかった。 「え…?通帳…?何のこと…?」 一応シラを切ってはみたものの、やはり通用しない。 「ちょっと優しくし過ぎたみたいだね。このままなかったことに…
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